弊社の社名の中にもある「石」。
広辞苑の解説では1番目に「岩より小さく、砂よりも大きい鉱物質のかたまりのこと」、2番目に「材質・材料としての石(=石材)」、3番目に「宝石や特定の鉱物加工品」とあります。(お墓は鉱物加工品のひとつですね!)
あらためて、石にフォーカスを当てると、私達は様々な「石」に囲まれて生活していることに気づきます。
先日、沖縄県立博物館・美術館で開催(R2.9/8~11/15)の「岩石THE ROCK―石ころから見える地球のダイナミズム」へ行ってきました。多くの人で賑わうこの特別展は会場を次の5ブースに仕切り、石の面白さや大切さを伝えていました。
第1章「水と岩石と生命の星地球」
第2章「岩石鉱物の世界へ」
第3章「沖縄の岩石と化石」
第4章「沖縄の石と人々」
第5章「岩石が語る過去と未来」
「道端や河原、海岸に転がっている石ころ、島々や地層を構成する岩石や化石、ガジュマルに抱かれた石灰石、石炭等の化石燃料や、金や銅などの金属資源、きらびやかに輝く宝石、誕生石やパワーストーン、石器、石積み、壁材や墓石に用いられている石材等々・・・岩石鉱物は古くから私達人類にとって、大変身近な存在だったことが考えられる・・・」
↑↑↑
このキャッチコピーを見ただけでも実に興味深い・・・私は仕事柄、毎日「石」と関わっているし、石と共に生活をしているようなものですが(笑)、私だけではありません!古くから人類は岩石鉱物を欠かすこののできない存在として一緒に生活してきた!ということにあらためて気づかされました。
会場ではさらに興味をそそる仕掛けや展示物で、気持ちは高ぶるばかり! ガイド役の「しゃべる石(プロジェクションマッピング)」の助けも借りながら会場を進んでいきました。
この展示会の話は今回のコラムだけでは感動を伝えきれないと思いますので、追々紹介していきますね。
今回の写真は「石厨子Stone Coffin(いしずし)」です。死者の遺骨を収める石の容器です。サンゴ石灰で作られた18世紀のものです。沖縄では現在のように火葬が広まる前は風葬が一般でした。遺体を墓に納め、その数年後に洗骨を行うのです。身近な人により骨は洗い清められ、厨子に納め、墓に安置されるのです。厨子の形状は石の他にも木を使ったものや甕型、御殿型があるそうです。この石厨子は屋根があり、龍と狛犬?風のレリーフがあしらわれ、大変立派ですね。さぞかし位の高い方のものだと推測されます。
現世で存在するお墓や厨子の中からも歴史や芸術性が高く評価され、後世に継承されていくものがでてくるのでしょうか・・・感慨深い思いを胸に鑑賞しました。
さて、2020年のユンヂチ(2020年1月25日~2021年2月11日)も、残すところ3ヶ月を切っています。このタイミングで気になっているお墓事を進めていきませんか?
お墓について悩み事があれば株式会社天久石材へご相談ください。真心をこめてお手伝いさせていただきます。大切なご先祖様のためにも、お墓の建立や修繕、小物類の購入などお墓事で気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。見積もりは無料です!