なぜ沖縄ではかりゆしウェアを着るのか

6月1日は「かりゆしウェアの日」

夏になると、沖縄で多くの人が来ているのがかりゆしウェアです。

色鮮やかな柄や涼しげなデザインが特徴で、観光で沖縄を訪れた際に目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実は、かりゆしウェアは単なるリゾートウェアではありません。

沖縄の気候や文化、そして環境への取り組みの中から生まれた沖縄らしい装いなのです。

今回は、かりゆしウェアの由来や魅力、そしてよく間違われるアロハシャツとの違いについてご紹介します。

1.かりゆしウェアとは?

「かりゆし」とは沖縄の言葉で、「嘉利吉」と書きます。めでたい・縁起がいい・幸せといった意味を持っています。

その名がつけられたかりゆしウェアは、沖縄県が推奨する正装として広く普及しています。

夏場の沖縄ではスーツやネクタイの代わりにかりゆしウェアが定着しており、役所や企業、学校などでも一般的な服装となっています。

正装なので、もちろん結婚式もお葬式も着用OKです!

2.なぜ沖縄で広まったのか

かりゆしウェアは197年代に「沖縄シャツ」として生産が開始されました。その後1990年に名称を「かりゆしウェア」として制定、2000年の九州・沖縄サミットで各国首脳がかりゆしウェアを着用し認知度が向上しました。

そして2007年の政府のクールビズの一例として毎年夏になると着用が推進され、同年に「かりゆしウェアを世界に広める会」が発足し、「衣替えの日」に合わせ「かりゆしウェアの日」が制定されました。

高温多湿な気候で、夏場にスーツを着続けることは大きな負担になる沖縄で涼しく快適に過ごせるかりゆしウェアは、一気に定着していったイメージがあります。

また、冷房の使用を抑えることで省エネルギーにつながることから、環境対策の一環としても普及が進められてきました。

これも沖縄の気候に合わせた服装文化と言えるのではないでしょうか。

3.かりゆしウェアとアロハシャツの違い

一見すると同じように見えるかりゆしウェアとアロハシャツですが、違いがあります。

▪️アロハシャツ

アロハシャツはハワイで生まれたリゾートウェアです。主にカジュアルな服装として親しまれており、観光や休日のイメージが強い衣服です。

▪️かりゆしウェア

かりゆしウェアは沖縄の気候や文化を背景に生まれた衣服です。

「沖縄県産であること」「沖縄らしいデザインであること」が条件になっており、ビジネスや式典でも着用されます。

たまに間違えてかりゆしウェアだと思ってアロハシャツを着ていらっしゃる人もいます。購入される際はお気をつけを!

4.柄に込められた沖縄らしさ

かりゆしウェアには、ハイビスカス・デイゴ・シーサー・琉球紅型・海や魚など、沖縄らしいモチーフが数多く使われています。

そのため一枚のウェアの中にも沖縄の自然や文化が表現されています。

現在ではかりゆしウェアは県内外で広く知られるようになりました。

また、コロナ禍だった2020年頃には、よく全国ネットのニュースで各知事の対策などが報道され、その際に沖縄のかりゆしウェアと、かりゆし柄のマスクが話題になったこともありましたね。

涼しさだけでなく、沖縄らしさを感じられることも人気の一つかもしれません。

5.かりゆしウェアは沖縄の気候と文化が生んだ一着

かりゆしウェアは沖縄の暑い気候の中で快適に過ごすための工夫から生まれた衣服です。

そしてその背景には自然環境への配慮や、沖縄の文化を大切にする想いも込められています。

アロハシャツと似ているようで異なる、沖縄ならではのかりゆしウェア。

かりゆしウェアの日をきっかけに、その魅力に触れてみてはいかがでしょうか。


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