清明祭(シーミー)シーズンですが、新型コロナウィルスの感染拡大予防の影響でお墓参りは少人数・短時間で・・・との自粛が求められています。残念ですが、ご先祖様もこの状況をきっと理解してくれていることでしょう。来年のシ―ミーは親族が沢山集い、盛大に行えることを願っています。
さて、シーミーはお墓の掃除から始まります。まずは草むしりから・・・1年でこうも草木が生い茂るのか?!とびっくりしますが、雑草を取り除いて、掃き掃除をして、墓石や周りを綺麗にして、お供え物を広げていきます。
陽射しが強い場合にはテント張りも必要です。一同が座れるようにシートを準備し、足腰が弱い方のために椅子もいくつか準備します。このような配慮があるので、最近はお墓建立の際に庇やベンチを特注される方もいらっしゃいます。気配りに感動しますね。
沖縄は本州と比べお墓参りは重箱料理などのお供え物やお線香のヒラウコーが独特ですがお墓に花を手向けることに変わりはありません。
色とりどりのお花は見た目や香りに癒やされ、心が穏やかになりますね。死者にお花を手向けるというのは日本のみならず外国でも昔から行われてきた習わしのようです。
メキシコの「死者の日」には祭壇に多くのマリーゴールドを飾ります。フランスではカトリックのすべての聖人を祝う「諸聖人の日」がお墓参りの日とされていて、多くのフランス人が花を片手に訪れるそうです。アメリカなどキリスト教のお墓参りでは白い花を墓石に添える習慣があります。中国でも清明祭にはたくさんのお花が飾られます。またネアンデルタール人の墓から複数の花粉の塊が見つかっていることから、花を手向けていたのでは?と反響をよんでいます。
このようにお花による供養は古くから伝わる世界共通のものなんですね!
そして時代の流れの中で、日本の墓参りのお花も多様化してきました。お供え用のお花といえば、菊やリンドウなどがセットになって売られている「仏花」が一般的ですが、最近ではプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーなどの造花を手向ける場合も多くなっているようです。
外国の映画にでてくる、リース型(花輪)の供花を目にすることもあります!
供花に対するマナーやルールを気にされる方もいますが、大切なのは故人を偲ぶ想い、優しさ、愛情だと思います。お墓参りをとおして繋がるひとときを美しいお花とともにお過ごしくださいね。
さて、大切なご先祖様のためにも、草むしり、お墓の建立、全体的なリフォームから部分的な改修・補修など、お墓事で気になることがあれば、株式会社天久石材へご相談ください。真心をこめてお手伝いさせていただきます。
見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
マイベストプロ沖縄【天久石材 知念正彦】