梅雨入りした沖縄。連日雨のカーテンに包まれたと思いきや、晴れ間がのぞいたり、急な雷雨になったりと、この時期ならではの不安定な天候なので毎日の天気予報チェックは欠かせません。
雨が続くと気持ちもぱっとしないものです。
しかし、雨は大地を潤し、草木を生育させ、生けとし生けるものには必要な「恵みの雨」です。雨に感謝してこの時期を楽しく過ごしたいもの。読書をしたり、映画や動画をみたり、勉強したり、音楽を聞いたり、ヨガをしたり、健康づくりに励んだり・・・と、人によって雨の日の過ごし方も様々ですが、雨の時期は「自分磨き」にはちょうど良いのかもしれませんね。
「雨」をテーマにした曲や、雨の季語を用いた俳句や諺など、雨に関連したものは多いように感じます。中でも「雨降って地固まる」はよく見聞きする諺ですね。「悪い事が起こった後は、前よりも良い状態になる」ということです。今回の新型コロナウィルスの混乱も、何かしらの良い方向に私達を導いてくれたらいいな・・・と思うばかりです。
梅雨といえば、本州では6月のイメージですが、沖縄では5月に梅雨入りです!二十四節季の『小満(しょうまん)』から次の節季の『芒種(ぼうしゅ)』にかけては雨が沢山降ることから、この梅雨の時期を沖縄では『小満芒種(すーまんぼーすー)』と言います。
また、梅雨明けの頃は夏至の頃で、梅雨明けを知らせる季節風を『夏至南風(かーちーべー)』と言います。
沖縄ならでは風情を感じる言い方に、より季節感を感じますね。
さて、『閏月(ユンヂチ)』も沖縄ならではの読み方。沖縄の行事は旧暦で行われることが多いのですが、新暦とのズレを33カ月に一度「閏月」で調整します。1年が13カ月ある年がユンジチなのです。今年2020年はちょうどそのユンヂチにあたっています。
カレンダーを良く見てくださいね。5月23日から「旧暦」ではなく「旧閏暦」と記されていますよ! 2回目の旧暦4月がスタートしています!2回目の4月は、日無し(ひーなし)と言って神様の目が行き届かないこの時期は、仏壇・仏具を新調したり、お墓の引っ越しや建募に良いとされているのです。(今では閏月のある年、1年をかけて行うようになっています。今年は絶好のタイミングなのです!)
さぁ、2020年のユンヂチにお墓の改葬や修繕に加え、壁や塀の工事、小物類(香炉、花筒、供物台、墓標、カミアンジー)の新調など、この中で気になることがあれば、ぜひ進めて行きましょう。
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