旧暦と沖縄の行事

1月もはや中旬、カレンダーを見るたびに「一日が早いな~」と感じます。2020年はしっかり計画を立てて・・・と意気込んでいたのに、もう3週間も過ぎている・・・ちょっと焦りますね^^;これからでも遅くはないはず!しっかりとした目標を掲げて1年間を過ごしていきたいものです。

さて、沖縄のカレンダーに旧暦表示は欠かせません。新暦の日にちと同様にチェックするのが「今日は旧暦の何日だっけ?」ということ。特に年配の方々は旧暦重視の方が多いようです。

例えば、

  • お月様の新月である1日(ツイタチ)と満月の15日(ジュウグニチ)は仏壇と火の神(ヒヌカン)へウチャトーをお供えします。
  • シーミーのお墓参りやお盆も旧暦で行います。
  • お祝いやお祭りも旧暦で開催されることが多いものです。
  • 旧暦のお正月が盛り上がる地域があります。
  • あの世のご先祖様と一緒にお正月を祝う十六日祭を行う地域もあります。

など、旧暦をベースに様々な行事を行う習慣があるのです。

1月25日は旧正月です。中国をはじめとしてアジア諸国では「春節」で年越しを祝うため多くの人々が大移動します。沖縄にも観光で訪れる旅行者が増え、大いに賑わう時期です。

そして、2020年のユンヂチがスタートする日でもあります。旧暦の12月30日(2011年2月11日まで)の1年間は仏壇、仏具を新調したり、お墓の引っ越しや建墓に良いとされ、お墓事をするのに最適とされています。

「お墓事」で気になることがあればユンヂチの年回りにぜひ取り組んでいただきたいものです。

話はカレンダーに戻りますが、今ではスマホやパソコンをカレンダー代わりに利用されている方も多いですね。最近では便利なアプリも登場して、スケジュール管理をしながら有効活用できる時代です。それでも、やはり紙のカレンダーやスケジュールが落ち着く、わかりやすい、慣れているからと「紙派」支持の方も根強いです。あなたはどっち派ですか?

電子機器も紙のカレンダーもない時代は、夜空に輝く月の満ち欠けをもとに月齢を数えていました。先人たちが残してくれた貴重なもののひとつが旧暦です。旧暦をベースにした沖縄の年中行事からは学ぶべきものが沢山あります。今日は何日?と日をめくりながら、旧暦行事も意識しながら2020年も素敵な年にしていきましょう。

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