最近のお墓事情

先日のTVで最近の仏壇やお墓のことについて特集していました。

葬儀や埋葬、供養などの専門展示会『エンディング産業展』の今年のキーワードは「安く」「コンパクト」。墓じまいをする人が増えているそうですね。楽天インサイトの調査によると「墓じまい」を考えている人は22.2%という結果に!お墓も仏壇もコンパクトに・・・という傾向があるようです。

例えばアロマディフューザーのような形の仏壇。「お父さん・・・」と呼びかけると遺影が映し出され、触れるとアロマが放出されます。コミュニケーションがとれる仏壇として紹介されていました。お墓については遺骨をいれて持ち運びができる携帯型のお墓や、スマートフォンをかざすとお墓が映し出されるスマ墓なるものも登場しているようです。

供養ビジネスもIT化が進んでいるんですね。

時代とともに葬送は送り方も送られ方も変わってきていると結んでいました。確かに、お葬式やお仏壇、お墓の形態はひと昔前とは違って、だいぶ多様化されてきました。自分のライフスタイルにあったものを選べる時代になってきています。

しかしながら、先祖代々から続くお墓を守る人も、もちろん多くいらっしゃいます。

亀甲2000型4沖縄にも亀甲墓という立派なお墓があります。琉球王朝時代に王家が建立したお墓が庶民にも広がりました。風葬が主流だったために、遺体を置くための大きなスペースがとられ、洗骨後には、琉球独特の骨壺「厨子甕(ずしがめ)」に納められました。親族の骨壺が一緒のお墓に納められるため納骨スペースが広いのも特徴です。そしてシーミースペースとでもいいましょうか、墓参りをするためのスペースも大きいですね。何もかもが大きい沖縄の亀甲墓。

沖縄県内最大級の亀甲墓の大きさは那覇市銘苅にある伊是名殿内のお墓だそうですよ。幅約22m、奥行き約30m、面積約660平方メートルもあるそうです。沖縄戦の影響もあり、昔ながらの大きな亀甲墓は少なくなっていますが、新しく建立する際に、デザインを昔ながらの亀甲墓スタイルを選ぶ方も多いものです。

門中墓に親類が集い、親族の絆を再認識するシーミーや十六日祭などの、伝統ある沖縄の墓参りの風景も「コンパクト」に変わっていくのでしょうか?核家族化がすすむ時代だからこそ、このような風習を大切にしてほしいなと個人的には思うのですが・・・。ご先祖様のお墓をどう守っていくか?そして自分たちのお墓はどうするか?根本的なところをまずは一度じっくり考えてみたいですね。

お墓を新しく作りたい!または先祖のお墓を改葬したい!とお考えの方は天久石材にご相談ください。

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