年末の風物詩ともいえる「今年の漢字」
1995年から開催されているこのイベントは公益財団法人・日本漢字能力検定協会が行っているもので、2018年で24回を数えます。その年の世相を表す漢字一文字には感慨深いものが感じられますね。
2018年の漢字は『災』
全国からの応募総数19万3214票のうち、「災」が2万858票を集め1位に！地震、豪雨、台風などの自然災害の多発が理由のようです。平成最後の年･･･記憶に残る節目の一文字だからこそ、個人的には違う漢字が良かったな～というのが正直な気持ち。
もっと希望のある明るい文字を期待していたので、少し複雑な思いです。それでも、およそ10％の人がこの文字を選んだのだから、それはそれで受け止め、清水寺の森貫主のメッセージのように『来年は人災や自然災害のないような年でありますように･･･』と願うばかりです。
さて、最近では墓石に好きな文字を刻む方も増えてきました。故人が生前に伝えていたもの、あるいは家族が故人に対して贈る言葉、感謝の思い、人柄を表す言葉など様々です。
「今年の漢字」のように、墓石に刻む文字を漢字一文字で表すならば･･･自身の人生を振り返って、思い浮かぶ漢字とは？
身近な人への思いを込めた「愛」「絆」「想」「幸」「輝」
自身を見つめる「心」「誠」「修」「軸」「禅」
趣味が感じられる「旅」「音」「海」「山」「楽」
子孫へ託す言葉「夢」「和」「誠」「豊」「希」
など、漢字一文字からも、その人らしさが伝わってくるものです。
たかが一文字、されど一文字･･･すぐには思い浮かばないかもしれませんが、選んだその一文字は、人生に華を添え、自身を成長させてくれた文字に違いありません。これから先もその文字を意識しながら、自分らしい時間を有意義に過ごしていけたらいいですね。
ちなみに私が選んだのは「笑」です。
笑う門に福来たる。落ち込んだ時こそ笑顔を大切に。家族や仲間のコミュニケーションにかかせないもの･･･『笑顔』でいれば全てうまくいくような気がします。私の墓石には「笑」の文字をよろしく！
