▼清明の日に入る前にやっておきたいお墓のあれこれ
沖縄ならではの風習の一つに『清明(シーミー)』があります。2018年は4月5日が清明の日入りです。その詳しい中身は来月のコラムでご説明しますが、今回は清明に入る前にやっておきたいお墓のお手入れです。
親戚一同、大人数が集まることから、何はなくとも『掃除』が必要です。主に草刈り作業になるのですが、ここで気をつけて頂きたい点があります。それは『思ったよりかなり重労働である』ということです。昨今、高齢化と人口減少の影響で、お年寄りがお墓掃除を行うことが増えました。
実際に沖縄の若者に話を聞くと「少人数での作業になると若い人でも重労働。できればやりたくない。“その日は仕事が入っているから行けない”と嘘を付いたこともある」なんて意見も。
そもそも沖縄のお墓は大きく、小さくても5坪、大きい場合は10坪(約33平米)もあります。この範囲の草刈りを手作業で行うのは高齢者にとっては過酷な作業となります。鎌での作業は腰を痛める可能性もあり、草刈り機を使ったとしても危険を伴うため、無理は禁物です。
とはいえ、やらなければいけないのが掃除。業者に頼むというのも一つの手ですが、その都度作業が必要となり、根本的な解決にはなりません。そこでおすすめしたいのが、草を生えづらくするためのリフォームです。床部分はもちろんお墓全体をコンクリートで覆うため、これだけで草刈りの手間がかなり減るだけでなく、お墓の傷みも軽減できますので、ぜひ一度ご検討いただければと思います。