沖縄の伝統風習『ムーチー』とは?

2018年のムーチーは1月24日

12月から1月は冬本番の季節。南国沖縄でもこの季節は北風が強く吹き、それなりに寒くなります。その『冬』を感じさせる沖縄の風習が『ムーチー』です。ムーチーは『餅』のことで、沖縄ならではの伝統菓子のひとつです。月桃という植物の葉で包まれた蒸し餅で、ほんのりした甘さと月桃の爽やかな香りが特徴です。

『ムーチービーサー』(鬼餅寒)

沖縄では毎年旧暦の12月8日に健康や長寿、厄払いなどを祈願してムーチーを食べるという風習があります。この日が近づくと「今年のムーチーは何日だっけ?」なんていう会話が繰り広げられるほど。また、その年に初めて子どもが生まれたご家庭では『初ムーチー』と言って、ご近所や親戚にムーチーを配るという風習もあります。

ムーチーが縁起物や厄除けとされるようになったのは、人食い鬼となった兄を妹がムーチーを使っておびき出し退治した民話が由来とされています。そして、ムーチーの日を過ぎた頃から寒くなり始めることから、この時期を『ムーチービーサー』(鬼餅寒)と呼びます。ムーチーを食べて寒い日を乗り切ろうという思いも込められています。

2018年のムーチーは1月24日。この日は街の商店はもちろん、スーパーでもたくさんのムーチーが並びます。季節と沖縄らしさを手軽に体感できる風習とも言えます。さて、このように沖縄らしさを感じる風習はいつまでも守り続けていきたいものです。沖縄独特なお墓もそのひとつ。天久石材では沖縄のお墓を高品質・激安価格で提供しています。お墓の新築・建て替え・補修工事のことなら天久石材へお気軽にお問い合わせ下さい。

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