2026年2月16日は旧暦の12月31日です。
旧暦12月31日は沖縄で「トゥシヌユルー(年の夜)」と呼ばれます。いわゆる大晦日に当たる日です。
1.トゥシヌユルー(年の夜)
この日は1年を無事に過ごせたことへの感謝を込めて、仏壇やヒヌカンにお供えをします。
沖縄では祖先崇拝の信仰がとても大切にされているため、いろいろな節目でご先祖へ報告と感謝を行うのが普通です。
夕食には豚肉料理・昆布料理・揚げ物や重箱料理などを供える家庭もあります。静かに一年を締めくくり、家族揃って祈る。それがトゥシヌユルーです。
戦後、沖縄が本土復帰してからは本土の風習を取り入れようと年越しそばの文化を取り入れる家庭も増えてきました。もちろん食べるそばは沖縄そばです。
年越しそばを食べ、除夜の鐘を聞き、神社に初詣に出かける-ーー沖縄ではそれほど長い歴史ではありません。
2.沖縄の旧正月(ソーグヮチ)
トゥシヌユルーの翌日はもちろんお正月。旧正月です。
かつては新暦のお正月よりも旧正月の方が盛大に祝われていました。特に糸満などでは今でも旧正月を大切に祝う風習が残っています。
旧正月では仏壇やヒヌカンにお供えをし、重箱料理を囲んで家族団欒、そして親戚回りをします。地域によっては獅子舞や伝統行事がある場所もあります。
沖縄では「お正月は三日間」という考えがあり、その間はゆったりとした時間が流れます。
家庭によっては旧正月にもお年玉がもらえたりして、子供も大喜びです。
また、沖縄の旧正月は「海の正月」とも呼ばれ、豊漁や航海安全を祈願する意味合いもあります。中国や東アジアとの交流の歴史が感じられますね。
3.本土との違いに見る沖縄の文化
日本では明治以降新暦が公式に採用されましたが、沖縄ではまだまだ旧暦が生活の中に深く根付いています。
旧盆や清明祭(シーミー)、旧正月などの行事は、祖先を敬い、家族のつながりを大切にする沖縄の精神文化を今に伝えています。
トゥシヌユルーから旧正月へ。
そこには目に見えない存在とともに生きる沖縄の時間の流れが感じられますね。

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