さて、寒い日が続きます。
本土から豪雪のニュースなども聞こえてくる最近ですが、沖縄ではこの時期、山々が紅く染まり始めます。
それが寒緋桜です。
沖縄では緋寒桜とも呼ばれ、私は子供の頃は「避寒桜」とも教えられたことがあります。
最近では「ヒカン」と言う音が「彼岸(ひがん)」と混同しやすいため、寒緋桜と呼ばれるのが一般的になってきたようです。時代とともに言葉は変わっていくものですね。
1.緋寒桜(避寒桜)に込められた思い
寒い北から開花し、暖を求めるように南へ南へと辿り着き花を咲かせる桜。
その呼び名は厳しい冬を逃れ、穏やかな土地で命を繋ぐというどこか人の営みにも似た響きがあります。
花は濃いピンク色で、静かに咲く桜。
山いっぱいに桜が咲いている光景は、まるで映画のワンシーンのように美しいです。
2.桜祭りとグスクの風景
1月から2月にかけて、沖縄の各地で桜祭りが開かれます。
名護城公園(2026年1月31日〜2月1日)や八重岳(1月17日〜2月1日)、今帰仁城跡(1月31日〜2月8日)と、続々と桜まつりの情報が入ってきています。
石積みの城壁と寒緋桜の組み合わせは、まさに沖縄ならではと言えるのではないでしょうか。
何百年も前に積まれた石垣と、今年も変わらずに花を咲かせる桜。
それを見ていると石も花も人の営みを静かに見守ってきたのだと感じることがあります。
3.寒緋桜が教えてくれること
寒さを逃れて咲く花。
それは生き抜くための知恵です。
環境に寄り添い、土地に根を下ろし、静かに花を咲かせる。
その姿は沖縄の歴史そのものかも知れません。
今年の桜祭りでは、ぜひ花だけではなく、足元の石畳や石垣、古い碑などにも目を向けてみてください。
そこには桜と同じようにこの島で生き抜いた人々の物語が刻まれています。

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