あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新しい年があけ、先日1月7日は「七草」。七草粥の日でした。
今日は七草粥と沖縄の薬草文化についてお話ししたいと思います。
1.七草粥とは
1月7日は五節句のうちの一つ、「人日の節句」です。この日に春の七草を入れたお粥を食べることで1年間の無病息災を願い、健康を祈るという目的があります。
元々は中国の「七種菜羹」と日本の「若菜摘み」が融合して生まれたと言われています。
邪気払いと無病息災の祈願と共に、お正月で食べ過ぎた胃腸を休め、ビタミンやミネラルを補給する役割もあります。
春の七草
- せり 「競り勝つ」という縁起物。鉄分が豊富で食欲増進の作用がある。
- なずな 「撫でて汚れを取る」という意味があり、解熱、利尿作用がある。
- ごぎょう 神仏の姿(御形)のこと。痰や咳に効果あり。
- はこべら 「繁栄がはびこる」の意味。腹痛薬としても利用。
- ほとけのざ 「仏の座」。仏様が安座しているという意味。食欲増進と胃を健康にする作用がある。
- すずな(かぶ) 「神を呼ぶ鈴」。胃腸を整える。
- すずしろ(大根) 「清白」。消化促進、風邪予防、美肌効果。
本土の風習として広く知られている「七草粥」ですが、果たして沖縄にも「あるのでしょうか?」
2.沖縄での七草粥
まず結論として、沖縄でも七草粥は食べます。
ですがそれは近年、情報が本土と変わりなく入ってくるようになったことや物流が発達して商業として「春の七草」が流通するようになったからです。年始を迎えると早々にスーパーには春の七草が並ぶようになってきました。そのため沖縄でも春の七草は当たり前の行事となりつつあります。
ですがかつては沖縄には「七草」という風習は根付いていませんでした。
それは単純に本土とは違う温暖な気候と食生の違いのためです。
本土でも雪国などの七草が手に入らない地域では別の七種の食材を使った汁物を食べる習慣があるそうです。それと同じなのかもしれません。
3.沖縄の薬草文化と暮らし
沖縄では「医食同源」の考え方が強く、またフーチバー(よもぎ)やウコン、長命草など健康にいいとされている身近な薬草が多くあります。
それだけではなく、ゴーヤーやヘチマなどの野菜を活用したりと沖縄の人は季節の不調に合わせて食材を選ぶ生活の知恵があったのです。
これは七草粥の精神と通じる部分があるのではないでしょうか。
4.沖縄版七草粥を考えてみる
また、この日に白米のお粥ではなくボロボロジューシーを食べるという家庭もあるようです。
ボロボロジューシーとは、沖縄の郷土料理の「沖縄風炊き込みご飯」の一種で、ご飯よりは雑炊のように柔らかく煮込んだお粥のようなものです。ちなみに炊き込みご飯の汁気が少ないタイプは「クファジューシー」と呼ばれています。
そこで、勝手に沖縄風七草粥の具材を考えてみました!
- フーチバー(よもぎ)
- ハンダマ
- 島にんじん
- 長命草
- クワンソウ
- ニガナ
- 月桃の葉
なんていかがでしょうか?
その土地の草で体を整えるという発想は、おそらくどこにでもあるものだと思います。
5.まとめ
七草粥は本土の文化ではありますが、現在は沖縄でも一般的な風習となりつつあります。それだけではなく、もともと「医食同源」という似た考え方もあり、健康を願う気持ちはどこでも共通のものです。
沖縄だけでなく、旅先や日常で土地の食文化に目を向けてみるのもいいかもしれませんね。
皆様が今年も健康で過ごせますように。

ご先祖様へ想いを込めたお墓づくり、墓じまい、お墓の売買などお困りの方はいつでもご連絡ください。