トゥンジー(冬至)の季節がやってきた

12月22日(旧暦11月3日)はトゥンジーです

最近やっと肌寒くなってきましたね。

温暖な沖縄でもやはり冬至が近づくと季節風が吹き、寒さが本格的になってくるのでしょうか。この頃に訪れる寒さのことを「トゥンジービーサ」と呼ぶそうです。

1.冬至とは

冬至は、二十四節気の一つで、1年間で最も昼の長さが短くなる日とされています。そのためこの日を境に太陽が生まれ、陽気が増え始めるという説があるそうです。本土ではお風呂に柚子を浮かべた柚子湯に使ったり、小豆粥やカボチャ、こんにゃくを食べるという習慣があります。

2.沖縄のトゥンジー

沖縄では田芋や里芋入りのジューシー、いわゆる「トゥンジージューシー」を夕食に作り、ヒヌカンや仏壇にお供えし、家族の健康と繁栄を祈願します。お供えした後はウサンデーをし、感謝を込めて皆で食卓を囲むのです。トゥンジージューシーは元々は田芋た里芋入りの雑炊のことでしたが、最近はお肉やかまぼこ、にんじんなどを入れたジューシー(沖縄風炊き込みご飯)をお供えする家が増えたようです。

寒さをしのぎ、風邪などをひかないように、そして明日の活力として滋養たっぷりなとゥンジージューシーを家族みんなで食べるのが沖縄の習慣です。

3.トゥンジージューシー

さて、せっかくなのでここでトゥンジージューシーの作り方をご紹介します。

  • 田芋・里芋……子孫繁栄・無病息災
  • 豚肉……生命力・力強さの象徴
  • しいたけ・にんじん……彩りと調和
  • 昆布……縁起物
  • 油揚げ……家庭円満
  • フーチバー(よもぎ)……健康・「口から入る病気がなくなる葉」 など

これは一例ですので、家庭によって入るものが違っています。

洗って水につけておいたお米に、細かく切って炒め、味付けした具材を混ぜ、塩と出汁で味を整えたら炊飯器で炊きます。フーチバーを入れる際は後入れです。

4.なぜ芋を食べるのか?

冬至で食べるものとしては全国的にはカボチャですが、沖縄では芋です。

この芋は、冬至だけに関わらず、重箱に入っていたりと色々な行事で並ぶ食材です。昔、重箱によく揚げた田芋が入っており、この芋は何か意味があるのかとおばちゃんに聞いたことがありました。おばちゃんは「あんまりよくわからないけど、子孫繁栄とか子供がたくさんできますようにみたいな意味がある」と教えてくれました。

芋は根が連なり、たくさん収穫できる食べ物で、そこから「子孫繁栄」や「子宝に恵まれる」という意味で縁起物として愛されてきました。

また、沖縄ではこの芋の栽培に琉球王国時代から人々が助けられてきた歴史があり、芋は「クゥエーブン(食べる運)」、生活の糧の象徴だったのです。

5.まとめ

インフルエンザなどの感染症の流行も猛威を振るっているようです。これから冷え込む季節。ぜひトゥンジージューシーをヒヌカンや仏壇にお供えし、日頃の感謝と家族の健康・安全を祈願した後、みんなでジューシーを食べて英気を養ってください。

 


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