旧盆の2日目、「中日(ナカビ・ナカヌヒー)」。
この日はお中元を持って親戚の家を訪ねる日です。
子供の頃はこれが自分の仕事で、歳の近い従兄弟と一緒に親戚中をお中元を持って回ったものでした。
お中元を仏壇に供え、線香をあげると、出てくるのは各ご家庭が準備したごちそうと冷たいお茶やジュース。
そこで親戚のおじさんやおばさんと少し話をしてまた次の家に行く…というのが毎年のルーティーンでした。ちなみにお正月も同じ流れでした。
最近は親族間で協議をしてお中元を送り合わなくなったり、回らなくなった地域も増えてきたとか。
また、ナカビは家庭内でご先祖様の帰省を祝う日でもあります。
朝・昼・晩の仏壇にはそれぞれウサギムンが供えられ、ヒヌカンへも報告のウガンが行われます。そして翌日のウークイに向けての準備もはじまります。
伝統的な風習も、最近の家庭に合わせた方法も、大事なのは「今年も会いにきてくれてありがとう」という気持ちです。
ご先祖様や親族が集まるこの機会。絆を深め、心を通わせる時間にしてみてください。