ちょっと早いけど…沖縄のお盆について4 やってはいけないこと

ちょっと早いけど…沖縄のお盆について4 やってはいけないこと

本土のお盆にももちろんタブーややってはいけないことがあるように、沖縄でもあります。

今回はそれについてまとめていきたいと思います。

・初盆(ミーボン)

身内に不幸があった家はその年の旧盆は静かに家で過ごし、一般的な祝い事や親戚回りなどは控えるのがマナーとされています。自宅で故人を偲ぶことが基本的な過ごし方とされているようです。

お供物の重箱料理ウサンミ(御三味)も、通常チュクンと呼ばれるおかず重とお餅重が2段ずつの計4段の重箱が用意されますが、初盆の場合はその半分、1段ずつのハンクンが準備されます。

ですが、聞くところによると最近は初盆でないそれ以外のご法事でもハンクンが用意されることが多くなっているようです。

どのご法事や墓前・仏前の行事でも言えることですが、「何を供えている」ではなく、「どう供えるか」「どう心を込めるか」が大切な沖縄らしさを感じますね。

・海に行く

これは有名な話ですね。旧盆は亡くなったご先祖様が戻ってきている時期です。その時期に海で海水浴をすると、「死者に足を引っ張られる」とよく言われています。

特に沖縄では沖縄戦で多くの人が亡くなり、自ら海に飛び込んだ民間人も多かったこともあり、昔から沖縄の人は旧盆の期間中は海に入りません。

旧暦のため本土のお盆の期間とずれているので、観光で沖縄にくる方はお気をつけを…。